GameWith光は国内でも最大級のゲーム攻略サイトを運営している「ゲームウィズ」が提供している光回線プランです。
NTTから光回線を借り受けて提供する光コラボレーション(光コラポ)を利用しており、NTTの光回線をひける地域ならどこでもりようすることができます。
GameWith光は「専用帯域」を用意することで、プレイ中のPing値平均10ms以下にすることに成功しました。 また各ゲームサーバーのあるクラウドやプロバイダと直接接続することで、よりラグの少ない環境を実現しています。
このページではGameWith光の特徴や、料金プラン、どんな人におすすめなのか?などを解説していきます。
GameWith光がラグの低減、通信速度を確保できる4つの特徴
ゲームウィズはゲームの攻略情報をまとめているウェブサイトを運営しているだけでなく、eスポーツチームもグループ会社(DetonationN)で運営しています。モバイルゲームからPCゲームまで多種多様な攻略情報を掲載しているので、ゲームをする人なら一度は開いたことがあるでしょう。
そのゲームウィズがFPS・TPSといったオンラインゲームを快適にプレイできる通信環境を実現したのが「GameWith光」となります。
その特徴を紹介します。
専用帯域を確保
GameWith光のWEBサイトに記載されているとおり、「専用帯域を確保し、外部ユーザーにより遅延を回避する」とされています。 GameWith光以外の外部ユーザーの影響を受けないために通信速度が遅くなることを防ぐそう です。
個人的な意見としては「光コラボ」運営事業者はすべて専用の帯域を借り受けているわけでNTTが運営するNGN網では他のプロバイダと同じはず。ただGameWith光のVNE事業者はアルテリア・ネットワークスです。VNE事業者としては独立した存在になるためこの点では他のプロバイダの影響を受けることはありません。詳しくは後述します。
IPv4 over IPv6を採用
IPv4のPPPOE接続はNTT網の網終端装置を通過しないとインターネット接続ができず、ここの設備がボトルネックとなり通信速度の低下を引き起こしていました。
そこで、その問題を回避するために利用されているのが新しい接続方式であるIPv4 over IPv6接続です。IPv6接続と呼ばれているのがこのタイプです。
最近の光回線の契約では圧倒的にこのIPv6接続が多くなっています。GameWith光もIPv4 over IPv6方式を採用しており、これまでよりも快適に通信をすることができます。
ゲームタイトルサーバーと直接接続
各ゲームタイトルサーバーがあるクラウドやプロパイダと直接接続することで、各ゲームタイトルのアクセス集中時のラグを防ぎ、プレイヤーの勝利を後押しします。
これを公表しているということは、GameWith光のプロバイダであるアルテリア・ネットワークがコネクションをもっているということです。よけいなサーバーなどを経由しないで済む分、ラグが発生しにくくなるということでしょう。
ユーザー数に応じて帯域をマネジメント
GameWith光は株式会社GameWithとVNE事業者のアルテリア・ネットワーク株式会社は資本業務提携を結んで協業で運営しているために設備増強なども期待できます。
GameWith光は速い?回線速度を解説
GameWith光はとくに低遅延(ラグの少ない通信)に力をいれています。そこでGameWith東京オフィスでの検証結果を確認していきましょう。
19時台 | 20時台 | 21時台 | 22時台 | |
---|---|---|---|---|
GameWith光 | 8.1 | 9.2 | 9.8 | 7.3 |
回線A | 22.1 | 22.3 | 24.8 | 20.9 |
回線B | 45.8 | 51.9 | 44.8 | 45.3 |
夜の混雑時間帯にも関わらず、Ping値が10msを切っているのは非常に優秀です。 回線Aと回線Bがどこの回線なのかが明記されていませんが、回線BはPing値がやや高すぎる気がするのでホームルターなどのモバイル回線で計測したのかもしれません。
平均Ping値もオンラインゲームユーザーに人気のあるNuro光よりもいい数字がでています。 このように「専 用帯域」を確保し、「IPv4 over IPv6」で混雑を避け、必要に応じて「帯域をマネジメント」することで応答速度や通信速度を高速に保っています。
Ping値とは
Ping値とはインターネットの応答速度を表す値です。こちらのデバイスから信号を送り、受け取った相手のデバイスから信号が送り返されるこの時間を表すのがPing値です。
つまり応答速度は数字が小さければ小さいほど速いことを意味します。この数字が大きくなるとラグが発生します。目安は30ms以内には収めたいところです。
ただし、この目安はあくまでもオンラインゲームをする人だけです。動画の視聴やSNS、WEBサイトの閲覧などではここまでシビアに数字を気にする必要はありません。
GameWith光の料金プラン
GameWith光は3つのプランがあります。1GBプラン、10GBプラン、Proプランです。
GameWith光の契約前に知っておきたいデメリット
プロゲーマーも多数利用しているGameWith光ですが、以下のような注意点やデメリットもあります。
- 速度重視のプランのため料金がやや高い
- GameWith光に対応したルーターを購入する必要がある
- Proプランは利用できる地域が限定される
- 2年間の契約期間がある
- VDSL回線の場合には効果が期待しにくい
月々の料金が他のISPに比べてやや高い
有名なほかのプロバイダと料金を比較するとわかりますが、GameWith光は「専用帯域」や「ゲームサーバーとの直接接続」できるメリットがある反面、やや料金が高くなります。
またスマホとのセット割などの割引もありません。
GameWith光に対応したルーターを購入する必要がある
GameWith光のIPv4 over IPv6は DS-Lite という接続方式を利用しています。ですからDS-Lite接続に対応したルーターを購入する必要があります。
また10GBプランは10GBの通信速度に対応するクロスパス対応ルーターを用意しないといけません。 ProプランはIPv4接続になるので、IPv4が利用できるルーターを購入しましょう。
接続方式の違うルーターを購入しても使えないことも
IPv6の接続方式はDS-Lite以外にもV6オプションやV6プラス、V6コネクトなどVNE事業者ごとにことなるために利用できるルーターが変わります。
Gamewith光が利用しているDS-Lite クロスパス方式は アルテリア・ネットワークスが提供する接続方式で他のプランに比べると後発になるため対応ルーターがやや少ないです。
ルーターを選ぶときには対応しているルーターなのかどうかを確認して購入するようにしましょう。
2年間の契約期間がある
GameWith光の契約期間は2年間です。2年単位で自動更新されます。回線の開通日の属する月の翌月を1ヵ月目として24ヵ月後から3ヶ月間の更新月中に解約をすれば違約金なしで解約できます。
それ以外のタイミングで解約した場合には10,450円の解約違約金を支払う必要があります。
VDSL方式の場合には効果が期待しにくい
集合住宅で棟内共有スペースから各部屋まで引き込むためのケーブルが光回線ではなく、電話回線用のケーブルで引く方式をVDSL方式といいます。
この方式だと下り最大100Mbpsまでしか速度がでないため、あえて料金の高いGameWith光と契約する意味がないでしょう。
GameWith光のメリット・おすすめポイントは?
GameWith光のメリットはこれです。
- ラグのイライラから解放!?快適にゲームが楽しめる
- いまなら1ヵ月無料になるキャンペーン
ラグのイライラから解放!?快適にゲームが楽しめる
応答速度や通信速度を重視している回線なので快適にゲームが楽しめます。最小限の遅延でゲームを楽しめます。「あの理不尽」な負けがなくるかもしれません。
ただゲーム側のリリースのタイミングだったり、アップデートが入ったタイミングなどでは通信速度の低下が起きることもあるようです。このあたりは、ゲームサーバー側の問題もあるので難しいところです。
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