2018年からHuawei(ファーウェイ)とアメリカの関係が険悪な状況になっていました。2018年にはHuaweiやZTEなどの中国の一部企業のサービスや製品をアメリカ政府内での利用を禁止する法案に署名していました。

国防上の同盟国である日本でも同じ措置がとられていましたが、2019年5月に入ってさらにアメリカとHuawie(ファーウェイ)の関係が悪化することになりました。

Hauweiとの取引を禁止する大統領令にサイン

2019年5月15日にトランプ大統領が「情報通信技術とサービスのサプライチェーンの保護に係る大統領令」に署名しました。また、アメリカ商務省ではhauweiとその関連企業に対する輸出を禁止した。

ここまでは政府関連の大きな動きでしたが、この法令にもとづいて民間企業も動きました。

まず第一報で伝えられたのが「Google」が今後ファーウェイの端末にはグーグルのアプリを提供しないことを発表しました。

Andoroidそのものはオープンソースで開発されているのでHuawei(ファーウェイ)は利用できます。しかし、GmailやGoogleマップ、Google Play、Youtube、 Google ChromeなどのGoogleのソフトウェアの利用は禁止されました。

現在販売されている端末では継続利用できるようですが、今後Huawei(ファーウェイ)から発売されるスマホなどにはGoogleのソフトウェアが使えなくなります。これではどんなに性能のいい機種をだしたとしても購入を控える人のほうが多くなりそうなものです。

またGoogleだけでなく、インテルやクアルコムといった半導体メーカーもHuawei(ファーウェイ)への部品提供を停止したようです。

ARM社もHuaweiへのプロセッサの提供を中止したために、今後はWiMAX W06の製造にも恐らく影響がでるはずです。モバイルルーターにも様々な部品が搭載されているので、今後の継続した製造は恐らくできないのではないでしょうか。

WiMAXにもHuawei(ファーウェイ)の商品があるが影響は

WiMAXでも主要な機種としてWX05とW06があるが、WX05はNECプラットフォームズ社製で、もう一つのW06はファーウェイが製造しているので今後の影響は大きそうです。

そもそもWiMAXでHuawei(ファーウェイ)製品は危険なのか?

現在Huaweiのバックドアが発見されるなどの問題があるわけでもないので、端末そのものに危険性があるわけではありません。

気になることは、このままずっとHuawei(ファーウェイ)の端末が安全であり続けるとは言えない点です。

なぜかというと、中国には「国家情報法」というのがあり、中国政府から依頼があれば、企業であろうが個人であろうが国家が情報提供を命じた場合に情報を開示しないとならない法律があります。中国当局から依頼をうければ、Huawei(ファーウェイ)はそれを断れないわけです。

現在、不安な点といえばそれくらいです。ですからHuawei(ファーウェイ)端末を個人が個人利用してるぶんには危険などもとくにはないでしょう。

また今後もWiMAXの端末はとくにGoogleのアプリを利用しないといけないわけではないので機種そのものに影響があるわけではありません。

しかし、問題は今後のHuawi(ファーウェイ)がこの問題にどのように対応していくのかが見えてきません。

ここが一番の懸念点です。ファーウェイ製品の端末を購入したのに直後にWiMAX関連の事業から撤退されたらどうしましょうか。

むしろ、今後の事業展開が見えてこないことに不安を感じます。

その点を考えると、少なくともいまWiMAXの契約をするのであれば「Huawei(ファーウェイ)」製品を購入するべきではないでしょう。今後のHuawei(ファーウェイ)が携帯事業を日本で継続していけるのかどうか、答えはすぐにはでないでしょうが、それがハッキリして安心して利用できるようになるまではNECプラットフォームズ社製の端末を購入して利用することをおすすめします。

機能面ではこちら「【W06とWX05を比較】WiMAX2+どっちを契約?今選ぶならこっちがおすすめ」でまとめていますが、両機種ともに非常に優秀な機種です。ですから現状はWX05を契約するのが無難でしょう。今後、Huawei(ファーウェイ)の状況が良くなってくれば、次の契約更新時にHuawi(ファーウェイ)製端末にすればいいのではないでしょうか。

ファーウェイ製スマホの発売を延期

各社メディアが報じていますが、2019年5月22日にauとソフトバンクが2019年夏モデルの「Huawei P30 Lite」と「Huawei P30 lite Premium」の発売を延期することを発表しました。

両社ともに、今回のアメリカの動きをみて現段階で発売できる状況では無いという判断をしたようです。ドコモは発売延期をするかどうかを検討中との報道です。

今後の動きが分かり次第追記していきます。

ARM社もファーウェイへのプロセッサ出荷を停止

2019年5月22日にさらにファーウェイに追い打ちをかける事態がおきました。

Huaweiの新しいスマホにはイギリスのARM社のプロセッサーをベースにHuaweiが製造したKirinというチップが使われています。

しかし、ARM社がプロセッサの提供を行わなくなるため、今後は0から独自のプロセッサを制作しないとスマホが制作できません。

このプロセッサが無いとスマホが動かせません。ソフト・ハードともに主要な部品の提供が中止となったHuaweiは今後、全て独自路線で開発するしかなくなります。状況がさらに厳しくなっています。

Amazonでもファーウェイ製品の直販を停止

5月24日にさらにインパクトの強い情報がはいってきました。アマゾンジャパンでのファーウェイ製品の直販が停止されました。

これでSIMフリー端末を購入できる流通経路の中でもかなり重要なルートを失うことになります。

先日、auやソフトバンクが新製品の販売を保留したのに引き続き、大きな流通経路を失うことになります。

SDアソシエーションからも除名

ファーウェイがSDアソシエーションからも除名されたようです。SDアソシエーションはSDカードなどの規格を管理する団体で、SDカードやマイクロSDカードなどの規格を管理しています。

そして問題なのは、この団体に加盟していない企業などはSDカードの規格を採用した商品を製造・販売することができません。

すでに販売されている端末に関しては問題ないようですが、これから発売されるスマートフォンなどにはSDカードの規格を利用できず、搭載OSやアプリにつづいて、記録カードも独自開発で製造しなければならないようです。すでに一部の機種では独自規格のカードを採用しているようです。

状況が悪くなる一方に感じます。今後WiMAXのルーター製造が継続されるのかどうかも気になるところですね。

スマホ4000万台減産

2019年6月17日付けの日経でファーウェイの今後2年間の売上高が300億ドル(約3兆3000億円)減るとの見通しを発表したことが報じられました。ファーウェイ、スマホ海外販売4割減 減産4000万台

海外販売で4割減となるようです。まだまだ先行きが見えませんね。

現状ではファーウェイ製品のWiMAX W06の契約はおすすめできません。これからWiMAXの契約を検討しているならNECプラットフォームズ製造のWX05をオススメします。