2021年3月31日にWiMAXの新料金プラン「WiMAX+5G ギガ放題プラス」が発表されました。新プランの開始は2021年4月8日からのスタートとなります。この新料金プラン発表に伴って、新機種の発売も発表されました。新機種はこれまでのWシリーズやWXシリーズとは違うサムスン電子の製造するモバイルルーター「Galaxy5G mobile Wi-Fi SCR01」で新料金プランに対応する端末はこの1機種のみとなります。
法人向けに販売開始されたW07がいつ個人向けに発売されるのか気になっていましたが、新料金プランに対応でできないW07が個人向けに発売されることはないででしょう。といってもシャープ製の5G対応端末はauで発売されているので、おそらくシャープ製のWiMAX+5Gギガ放題プラン対応の新機種も発売されるのではないでしょうか。WiMAXの新料金プランや新機種についていは以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
WiMAX SPEED Wifi NEXT W07の発売が2020年3月以降との発表がありました。wx06に続いて新端末の発売が決定したか!!と喜んでいたのですが色々と喜べない事情がありました。
このページではW07のスペックや、今後の発売予定などを解説していきます。
現在発売中のW06と悩む方もいるかも知れませんが、これから契約するならWX06を契約しておくのが無難です。理由はWX06とW06どっちを選ぶ?にまとめています。必ず目を通すようにしてください。
では早速みていきましょう。
Speed Wi-Fi NEXT W07発表で驚いた2つの出来事
W07が発表されたのはすごく期待が高ま るのですが、まさかの出来事が2つ
法人向けにKDDIが販売 ファーウェイ社製ではなく、シャープ製にメーカーが変更 これが今後どうなるのかを考えてみたいと思います。
法人向けにKDDIが販売
シャープのプレスリリースには「法人向け」が明記されていて、販売もKDDIと沖縄セルラーとなっているのでこちらも法人向け営業部隊だけが取り扱う予定のようです。
UQコミュニケーションズからは何もアナウンスがないので今のところ個人向けに販売されことはなさそうですね。ただ法人向けも3月以降の販売となっているため暫くは様子見です。
ただこれまでもモバイルルーターは常に2機種リリースされているのでそのうち個人向けにUQコミュニケーションズから発売されるようなきがします。ラインナップが1機種ではちょっと寂しいですし個人向けの販売を期待したいところです。
ファーウェイからシャープへメーカーがー変更された
これまでWiMAX2+のモバイルルーターを製造していたのは「ファーウェイ」と「NECプラットフォームズ」の2社でした。やはり2019年に決定的となったファーウェイとアメリカの取引停止の影響が大きかったように思われます。
これまでW06などWから始まるルーターをファーウェイが、WX06などWXから始まるルーターをNECプラットフォームズが製造していたので、シャープが参入するなら名前を変えれば良さそうなものですが、同じ名称を利用するのはファーウェイが撤退してシャープと入れ替わるということなんでしょうか。
いずれにしてもファーウェイの動 向がわからないだけに今後の「ファーウェイ製のW06」の購入は避けるようにしたほうがいいでしょう。すでに撤退しているならメンテナンスやアップデートは恐らく入りません。ソフトウェアの不具合が生じても放置となる可能性があります。
これからすぐに契約をするなら2020年1月30日に発売されたばかりのwx06がおすすめです。
WiMAX W07のスペックと特徴のまとめ
W07のスペックは以下のようになります。まだ開発途中で測定中な部分もあるのですが、現時点で分かっている情報をまとめています。
|項目|スペック| |:--:|:--:| |機種名|Speed Wi-Fi NEXT W07| |製造|シャープ| |回線|wimax2+, au4GLTE| |WiMAX2+速度|下り558Mbps/上り30Mbps| |au4GLTE速度|下り958Mbps/上り75Mbps| |重量|150g| |サイズ|約W108×H72×D15mm| |バッテリー容量|4000mAh| |Wi-Fi|IEEE802.11ac/n/a(5GHz) ,11n/g/b(2.4GHz)| |同時接続|10台|
このW07は3つの特徴があります。
4000mAhバッテリー
大容量のバッテリーを搭載しています。4000mAhです。まだ連続通信時間などはメーカーサイドで測定中とのことですが、WX06やWX05で採用されているバッテリーNAD34UAAは3200mAhです。ですからW07のバッテリー容量はWX06と比較して125%!
WX06はバッテリーをノーマルモードにすると11.5時間連続通信が可能ですから単純計算だと14時間以上連続で通信できることに。恐るべし。
さらにバッテリーが交換可能だと言うことないですね。
下り最大958Mbps
WiMAXのモバイルルーターはそれほど速度を比較しても仕方がないのですが、958Mbpsはハイスピードプラスエリアモード利用時の速度で、WiMAX2+とau 4G LTEのキャリアアグリゲーションをさせた理論値になっているはずです。
この速度だと、ハイスピードモード(WiMAX2+)の速度は440Mbpsになりそうな予感です。WX06と同じですね。
このサイトでは何度も言っていますが、端末の理論値なんてほぼ変わりないです。実測してみると同じくらいの速度しか出ませんから。
初期設定が楽になるQRコードやWPSに対応さらにクレードル有り
初期設定が簡単になるようにQRコードやWPSでの接続もできるようになっています。このあたりも最近の機種はすべて搭載されているのでそれにならった感じでしょうか。
W07はクレードルが有るそうです。クレードルがあるとLAN接続ができるようになるので使い勝手いいですよね。W06はクレードルなしになっていましたからクレードルの復活は歓迎です。
楽しみなW07ですが、結局の所「法人向けのみ」で終わってしまう可能性もあります。シャープ製のモバイルルーターがWiMAXとしては初めてなのでW07は法人向けでテストして次のW08から個人向けに採用とかそんな流れなのかもしれません。
今すぐにWiMAXの契約を考えているのなら出るか出ないかわからないW07を待っていても仕方ないので最新のwx06の契約がおすすめです。
wimaxの選び方や契約方法をまとめています。これからWiMAXを契約する際の参考にしてください