Speed Wi-Fi HOME 5G L13を楽天モバイルで使う方法【APN設定・対応バンド・速度を徹底解説】
Speed Wi-Fi HOME 5G L13に楽天モバイルのSIMを挿して使う方法を徹底解説。APN設定手順・対応バンド・実測速度・月額コスト・メリットデメリットまでまとめました。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13(以下L13)はUQ WiMAX向けのホームルーターですが、楽天モバイルのSIMを挿して自宅のインターネット回線として使えます。月額3,278円(税込)の楽天モバイル回線と組み合わせれば、工事不要で格安の自宅ネット環境が実現できます。
ただし「ただ挿すだけ」では繋がりません。APNの手動設定が必要です。また、対応バンドやエリアによっては速度が出ない場合もあるため、事前に確認すべきポイントがあります。
この記事では、L13×楽天モバイルの組み合わせをすでに実践している視点から、APN設定の手順・対応バンドの詳細・実測速度の目安・月額コスト比較・向いている人・向いていない人まで、一つの記事で完全にまとめました。
この記事でわかること
- L13に楽天モバイルSIMを挿したときのAPN設定手順(画像解説付き)
- L13の対応バンドと楽天モバイルの電波の関係
- 実際の通信速度の目安と速度が出やすい条件
- 月額コストの計算例(固定回線との比較)
- L13×楽天モバイルが向いている人・向いていない人の判断基準
まず結論:L13×楽天モバイルは「アリ」か?
結論から言えば、条件が合えばアリです。
楽天モバイルのエリア内(特にBand 3、楽天5G n77が入る都市部)であれば、下り30〜100Mbps程度の速度が出るケースが多く、動画視聴・テレワーク・ウェブ閲覧といった一般的な使い方なら十分です。
一方で、以下に当てはまる場合は向いていません。
- 楽天モバイルのエリアが弱い地域(特にBand3と楽天5G(n77)非対応エリア)
- 建物が鉄筋コンクリートで電波が入りにくい
- オンラインゲームや大容量ファイルの転送を頻繁に行う
- 安定した速度が必要な法人・業務用途
月額コストの安さは魅力ですが、電波環境の影響を受けやすい点は固定回線と大きく異なります。後半で詳しく解説します。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13のスペックと対応バンド
基本スペック
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製造メーカー | ZTE Corporation |
| 型番 | HWS32 |
| 発売時期 | 2023年6月 |
| 対応規格 | 5G Sub-6 / 4G LTE / WiMAX 2+ |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6(802.11ax)対応 |
| 最大同時接続数 | 34台 |
| 有線LAN | ギガビットイーサネット(1Gbps)× 1 1000BASE-T/100BASE-TX x 1ポート |
| SIMスロット | nanoSIM |
対応バンド一覧と楽天モバイルとの照合
L13が対応しているバンドと、楽天モバイルが使用しているバンドを照合します。
L13の対応バンドと楽天モバイル使用バンドの照合
| バンド | 周波数帯 | L13対応 | 楽天モバイル使用 | 用途 |
|---|---|---|---|---|
| Band 3 | 2100MHz | ✅ 対応 | ✅ メイン回線 | 都市部・屋内の高速通信 |
| Band 18/26 | 800MHz | ✅ 対応 | ✅ auから借りている | 建物内・地下・郊外への浸透 |
| Band 28 | 700MHz | ✅ 対応 | ✅️ プラチナバンド | 一部エリアのみ |
| n77(5G) | 3.7GHz | ✅ 対応 | ✅ 5G回線 | 5Gエリアでの超高速通信 |
| n78(5G) | 3.5GHz | ✅ 対応 | ❌ 非使用 | — |
バンド照合の結論
L13は楽天モバイルが使用するBand 3・Band 18・n77のすべてに対応しています。バンド面では問題なく使用可能です。
Band 3(2100MHz)が最重要です。楽天モバイルのメイン通信はBand 3で行われており、都市部ではこのバンドで安定した速度が出ます。L13はBand 3に対応しているため、楽天モバイルエリアが充実している地域では十分な速度を確保できます。
Band 18(800MHz・プラチナバンド)は電波の浸透力が高く、建物内や地下でも繋がりやすい特性があります。楽天モバイルは当初このバンドを持っていませんでしたが、現在はパートナー回線(au Band 18)経由で一部エリアをカバーしています。
n77 5Gが利用できることで100Mbpsを超えるような高速通信も可能となっています。
L13に楽天モバイルSIMを挿す前の確認事項
中古端末なら初期化
中古端末の場合には以前の利用者が設定を変えていることもあるので、利用前に初期化(工場出荷状態に戻す)することをオススメします。 以前の利用者の設定が残っている場合には、それが原因でインターネットに繋がらないことも考えられるため、最初に初期化をしておきましょう。
初期化の方法は、電源を入れた状態でL13底面のRESETボタンを先の細い棒(爪楊枝やクリップなどで)で約3秒以上押すだけです。 簡単な作業なので利用前に済ませておきましょう。
SIMフリー化は不要
L13はそもそもSIMフリーで販売されている製品になるためSIMロックはかかっていません。 中古のスマホだと利用前にSIMロックを解除しないといけないケースもありますが、L13では不要です。
楽天モバイルのSIMサイズを確認
L13のSIMスロットは**nanoSIM(最小サイズ)**です。楽天モバイルはnanoSIMを提供しているため、サイズは一致します。eSIMには対応していないため、物理SIMが必要です。
楽天モバイル契約時にeSIMではなく物理SIMを指定するようにしてください。
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APN設定の手順【スクリーンショット解説】
L13に楽天モバイルのSIMを挿しただけでは自動的には繋がりません。管理画面からAPN(アクセスポイント名)を手動で設定する必要があります。
APN設定手順
-
L13の管理画面にアクセスする
端末本体のWi-Fiに接続した状態で、ブラウザのアドレスバーに「192.168.0.1」と入力。管理画面のログインページが表示されます。初期パスワードは端末裏面または付属のカードに記載されています。
-
「設定」→「モバイルネットワーク」を開く
ログイン後、上部メニューの「設定」をクリックし、左サイドメニューから「モバイルネットワーク」→「APN設定」を選択します。
-
新しいAPNを追加する
「新規作成」または「+」ボタンをクリックして新しいAPN設定フォームを開きます。既存のWiMAX用APNは削除せず、新規追加してください。
-
APN情報を入力する
以下の情報を入力します。APN名:rakuten.jp / ユーザー名:(空白)/ パスワード:(空白)/ 認証タイプ:なし(またはCHAP)。入力後「保存」をクリック。
-
設定したAPNを有効化して接続確認
追加したAPNを選択して有効化します。数秒〜1分ほどで楽天モバイル回線に接続されます。アンテナアイコンが表示されたら設定完了です。ブラウザでウェブサイトを開いて接続を確認してください。
APN設定まとめ
| 項目 | 入力値 |
|---|---|
| プロファイル名 | rakuten |
| APN | rakuten.jp |
| ユーザー名 | (空白) |
| パスワード | (空白) |
| 認証方式 | CHAP |
| IPタイプ | IPv4&IPv6 |
繋がらない場合のチェックポイント
APN設定後も繋がらない場合の対処法
- SIMが正しく挿入されているか確認 → 端末を再起動してから確認
- SIMロックが解除されているか確認 → 他社SIMで認識されるかテスト
- APN情報の入力ミスを確認 → 半角スペースや全角文字が混入していないか
- 楽天モバイルのエリアを確認 → 設置場所が楽天回線エリア内か公式マップで確認
- PDNタイプを変更 → IPv4/IPv6で繋がらない場合はIPv4のみに変更
- ファームウェアを最新にアップデート → 管理画面の「システム」→「ファームウェア更新」から確認
通信速度の目安と速度が出やすい条件
実測速度の目安
L13×楽天モバイルの通信速度は、使用環境によって大きく異なります。以下はエリア・環境別の目安です。
L13×楽天モバイルの通信速度目安
| 環境 | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 |
|---|---|---|---|
| 都市部・楽天5Gエリア内 | 50〜150Mbps | 10〜30Mbps | 30〜50ms |
| 都市部・楽天4G(Band 3) | 20〜80Mbps | 5〜20Mbps | 40〜70ms |
| 郊外・パートナー回線エリア | 10〜40Mbps | 3〜10Mbps | 50〜100ms |
| 建物内・電波が弱い環境 | 1〜15Mbps | 1〜5Mbps | 60〜120ms |
速度はあくまで目安です
上記の数値は一般的な傾向です。時間帯(夜間は混雑しやすい)・設置場所・建物構造によって実際の速度は大きく変わります。
速度が出やすい条件
窓際・高い場所に設置することが最も効果的です。L13はアンテナ内蔵のホームルーターのため、設置場所の電波強度がそのまま速度に直結します。可能であれば、窓に近い高台に置くと電波を拾いやすくなります。
また、楽天モバイルの公式エリアマップで5Gエリアを確認してください。5Gエリア内ではn77帯域でより高速な通信が可能です。
月額コストの比較
L13本体を中古で入手した場合の月額コストを計算します。
月額コスト比較(L13×楽天モバイル vs 主要固定回線)
| サービス | 月額料金 | 初期費用 | 工事 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| L13+楽天モバイル | 3,278円〜 | L13中古代(10,000〜15,000円程度) | 不要 | データ無制限・即日利用可能 |
| 光回線(フレッツ光等) | 4,500〜6,000円 | 工事費・事務手数料 | 必要(1〜2ヶ月待ち) | 安定・高速・低遅延 |
| WiMAX(UQ) | 4,268円〜 | 事務手数料 | 不要 | WiMAX専用回線 |
| home 5G(ドコモ) | 4,950円 | 端末代(36回払い等) | 不要 | ドコモ回線・安定 |
L13×楽天モバイルの最大のメリットは月額3,278円でデータ無制限という点です。光回線と比べると月1,200〜2,700円ほど安くなります。年換算で14,400〜32,400円の節約です。
L13本体の中古価格は5,000〜15,000円程度。仮に10,000円で購入しても、1〜3ヶ月で元が取れる計算です。
コスト面の結論
1人暮らし・使用頻度が中程度・月額を抑えたい方には、L13×楽天モバイルは非常にコスパの高い選択肢です。
L13×楽天モバイルのメリット
1. 月額3,278円でデータ無制限
楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」として月額3,278円(税込)でデータ無制限を提供しています。競合他社のホームルーターと比較しても最安水準です。3GB以内なら月額1,078円というプラン設計のため、軽い使い方なら驚くほど安くなります。
2. 工事不要・最短即日開始
光回線のように工事業者の訪問が必要なく、SIMが届けばすぐに使い始められます。引越し直後や「とにかく今すぐネットが必要」という場面でも即対応できるのは大きなメリットです。
3. 持ち運びも可能(モバイル運用)
L13は電源コンセント接続が基本ですが、モバイルバッテリーを使えば持ち運んで使うことも可能です。帰省先や旅行先でも同じ環境が使えます。
4. 解約が自由・縛りなし
楽天モバイルは最低利用期間や解約違約金がなく、いつでも解約できます。引越しや乗り換え時に余計なコストがかかりません。
L13×楽天モバイルのデメリットと注意点
1. 電波環境に左右される
最大のデメリットです。光回線は有線のため安定していますが、L13は電波を拾って通信するため、設置場所の電波強度が速度に直結します。以下のような環境では速度が出にくいです。
- 鉄筋コンクリートの建物(電波が遮断されやすい)
- 地下・半地下の部屋
- 高層ビルに囲まれた場所
- 楽天モバイルのエリア外・エリア境界付近
2. 夜間の速度低下
楽天モバイルの基地局は時間帯による混雑の影響を受けます。特に20〜24時頃は速度が落ちやすい傾向があります。動画の高画質視聴をこの時間帯に行う場合、品質が下がることがあります。
3. 遅延(Ping値)が高め
光回線のPing値が10〜20ms程度なのに対し、L13×楽天モバイルは30〜100ms程度になります。FPSゲームや格闘ゲームなどの反応速度が重要なオンラインゲームには不向きです。
4. APNの手動設定が必要
冒頭で解説したように、自動で繋がらないため管理画面での設定作業が必要です。PCやスマホの設定操作に慣れていない方は、手順を確認しながら進める必要があります。
こんな人に向いている・向いていない
L13×楽天モバイルが向いている人
- 1人暮らし・2人暮らしで月額を抑えたい
- 楽天モバイルのエリアが充実している都市部在住
- 動画視聴・テレワーク(ビデオ会議)・SNSが主な用途
- 光回線の工事が難しい(賃貸で許可が下りないなど)
- 引越しが多く、持ち運べる回線が必要
L13×楽天モバイルが向いていない人
- 楽天モバイルのエリアが弱い地域(地方・郊外)に住んでいる
- オンラインゲーム(特にFPS・格闘ゲーム)をメインに使う
- 家族4〜5人で同時にフルHD・4K動画を視聴する
- 安定した速度が求められる業務(大容量ファイル転送、ライブ配信など)
- 鉄筋コンクリートの建物で窓際に端末を置けない環境
L13と他の楽天モバイル対応ルーターとの比較
楽天モバイル対応ホームルーター比較
| 端末 | Wi-Fi規格 | 5G | 有線LAN | 同時接続数 | 入手方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | Wi-Fi 6 | n77対応 | 1Gbps × 1 | 40台 | 中古市場(5,000〜15,000円) |
| Rakuten WiFi Pocket Platinum | Wi-Fi 5 | 非対応 | なし | 16台 | 楽天モバイル公式 |
| Rakuten Turbo 5G | Wi-Fi 6 | n77対応 | 1Gbps × 1 | 64台 | 楽天モバイル公式 |
Rakuten Turbo 5Gは楽天モバイル公式のホームルーターで、スペック的にはL13と同等以上です。ただし端末代がかかる上に、毎月の通信料金も専用プランで高額になるため、L13を中古で入手できるなら初期費用を大きく抑えられます。
楽天モバイルエリアの確認方法
L13×楽天モバイルを検討する前に、自宅のエリア確認は必須です。楽天モバイルのエリアは急速に拡大していますが、地方や郊外ではまだカバーできていない地域があります。
-
楽天モバイル公式サイトのエリアマップを開く
楽天モバイル公式サイトの「エリア」ページにアクセスします。
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自宅の住所を入力して確認
住所または現在地でエリアを検索。「楽天回線エリア」と「パートナー回線エリア」の違いを確認してください。楽天回線エリアのほうが高速です。
-
「5G」表示があるか確認
地図上に5Gのアイコンが表示されている場合、L13のn77バンドで5G通信が可能です。5Gエリアなら100Mbps超の速度が期待できます。
よくある質問
-
SIMを挿すだけでは繋がりません。管理画面(192.168.0.1)からAPN設定を手動で行う必要があります。APNは「rakuten.jp」、ユーザー名・パスワードは空白です。また、SIMロックが解除されているかどうかも事前に確認してください。
-
UQ WiMAXのマイページ(my.uqwimax.jp)からオンラインで無料手続きができます。購入から一定期間(101日以上)経過している必要があります。中古で購入した端末はすでにSIMロック解除済みの場合が多いので、販売店に確認してください。
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楽天モバイルのRakuten最強プランはデータ無制限のため、通常は速度制限がありません。ただし、ネットワーク混雑時は速度が低下する場合があります。また、テザリング(L13経由の使用)に関する制限は楽天モバイルの利用規約を確認してください。
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楽天市場・ヤフオク・メルカリなどの中古市場で入手できます。価格の目安は5,000〜15,000円程度です。購入時はSIMロック解除済みの商品を選ぶか、SIMロック解除手続きが可能な状態の商品を選ぶと安心です。
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Wi-Fi 6は旧規格(Wi-Fi 5)と比べ、多台数接続時の速度低下が少なく、電波干渉にも強い規格です。家族複数人が同時に複数デバイスを接続する環境では、Wi-Fi 6対応のL13の恩恵を受けやすくなります。
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月額コストを1,200〜2,700円程度削減できる可能性があります。また工事が不要なため引越しのたびに手続きが不要になります。ただし安定性・遅延の面では光回線が優れているため、用途に応じて判断することをおすすめします。
まとめ
Speed Wi-Fi HOME 5G L13に楽天モバイルのSIMを挿して使う方法をまとめます。
- バンド面は問題なし → Band 3・Band 18・n77すべてに対応
- APN設定は必須 → 管理画面から「rakuten.jp」を手動で登録
- 速度の目安 → 都市部で20〜100Mbps程度(エリアと時間帯による)
- 月額コスト → 楽天モバイル3,278円のみ(本体は中古で5,000〜15,000円)
- 向いている人 → 都市部在住・コスト重視・工事不要を求める方
楽天モバイルのエリアが充実している地域であれば、月額3,278円でデータ無制限の快適なホームルーター環境が実現できます。まずはエリアマップで自宅の対応状況を確認してみてください。
エリアを確認して楽天モバイルを検討する ↗