楽天モバイルの固定回線化におけるL13の役割

楽天モバイルの固定回線化にはホームルーターが欠かせません。

いま楽天モバイルのSIMを利用するのに人気が高いのがWiMAXのホームルーターであるSpeed Wi-Fi HOME 5G L13です。

なぜこのL13の人気が高いのか、どのような役割を果たしているのかをこの記事では解説します。

楽天モバイルで自宅Wi-Fi環境をつくるにはホームルーターが最適

自宅のWi-Fi環境を整えるには、楽天モバイルのSIMをWi-Fiの電波を飛ばすデバイスが必要になります。 光回線などを利用する場合にも、Wi-Fiルーターを利用しますが、一般的なWi-FiルーターはSIMカードを入れられるようになっていません。

そのため、携帯回線を利用する場合にはSIMカードを入れることができる「モバイルルーター」「ホームルーター」「携帯電話」を利用する必要があります。

自宅Wi-Fiようにホームルーターを選ぶ理由

ホームルーターにはバッテリーがない

自宅Wi-Fiの代わりとして利用する場合には基本的に常にインターネットに接続できる環境が望ましいはずです。 バッテリー駆動タイプのモバイルルーターはバッテリーが切れると電源がOFFになってしまうため、Wi-Fi環境には向きません。

ホームルーターにはバッテリーが搭載されていないため、コンセントからの直接給電により長時間の安定稼働が可能です。一方、モバイルルーターは内蔵バッテリーを使用するため、長時間使用する場合には充電が必要となり、運用の手間が増える可能性があります。また、バッテリーが劣化するとパフォーマンスに影響を及ぼすリスクもあります。

さらに、ホームルーターはその設計上、家庭内での利用を目的としており、広範囲かつ安定したWi-Fi信号を提供するための強力なアンテナや通信性能を備えています。一方、モバイルルーターは持ち運びに適した軽量かつコンパクトな設計であるため、通信範囲や速度がホームルーターに比べて制限されることがあります。

これらの理由から、ホームルーターは、自宅で快適かつ長時間のWi-Fi利用を求める場合に、より適した選択肢と言えるでしょう。

通信速度が速い

ホームルーターは、自宅やオフィスの固定Wi-Fi環境向けに設計されており、高性能な通信技術とハードウェアを備えています。例えば、最新のホームルーターでは、Wi-Fi 6（IEEE 802.11ax）などの高速かつ効率的な通信規格に対応しているものが多く、これにより複数のデバイスが同時に接続しても通信速度を維持できます。一方、モバイルルーターは持ち運びを考慮したコンパクトな設計であるため、性能が制限されることがあります。多くのモバイルルーターが対応する通信規格はWi-Fi 5（IEEE 802.11ac）やそれ以前のものが多いです。

また、ホームルーターは複数のアンテナや強力な電波送信機を搭載しており、通信の安定性と速度の面で優れています。これに対し、モバイルルーターは携帯性を重視しているため、アンテナの性能が抑えられる傾向があります。そのため、通信の信頼性や速度が比較的低下する場合があります。

Speed wi-fi 5g X12 は下り最大3.9Gbps上り最大183Mbpsなのにたいして、L13はダウンロード速度が4.2Gbps、アップロード速度が286Mbpsとなっています。

ダウンロード、アップロードともにL13の速度が速いです。

有線接続が可能

モバイルルーターや携帯電話のとの違いは接続方式にもあります。 ホームルーターは有線接続ポートがもともとついており、パソコンやゲーム機などLANケーブルを利用した有線接続ができます。

Wi-Fiより電波が安定しやすく、応答速度を重視するような使い方をするばあいには有線接続が有利になります。

これら3つの理由から楽天モバイルの固定回線化にL13が選ばれています。

楽天モバイルで利用するL13の役割

ホームルーターの役割は、自宅やオフィスなどでインターネット接続を提供し、複数のデバイス間で安定したWi-Fiネットワークを共有することにあります。楽天モバイルにL13を使うメリットは他の機種と比較して最新でより高速な通信を実現できるからです。

複数デバイスのインターネット接続

ホームルーターは、楽天モバイルから提供されるインターネット回線に接続し、その接続を家中のデバイス（スマートフォン、PC、スマート家電など）で接続できるようにします。

有線接続と無線接続をサポートしており、使い分けることができます。ただしWi-Fiを利用する場合にはL13の設置場所もより電波の届く場所を選択する必要があります。

複数デバイスの同時接続

楽天モバイルの契約だけでは利用できるデバイスはSIMカードをさしている携帯やタブレットだけですが、ホームルーターのL13を利用することで家にある複数の端末をL13を経由してインターネット接続できるようになります。

楽天モバイルの電波を利用することで携帯電話のギガを利用せずに通信ができるようになります。

このようにL13は自宅のインターネット環境構築に大きな役割を果たします。