WiMAXの機種にGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを選ぶ予定だけど、この機種の通信制限ってどうなっているの?
せっかくWiMAXを契約したのにちょっと(!?)使ったら通信制限じゃ困ります。恐らく、これから契約を検討している方が気にするのは「3日制限」と「月の制限」この2点だと思います。
そこでこのページは実際にGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを愛用しているサイト管理人が、現在の通信制限についてまとめてみました。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiのスタンダードモードの速度制限について
WiMAXのスタンドーどモードには月間制限はなく、3日制限(3日で15GB以上つかうと通信速度に制限がかかる)は2022年の2月に撤廃されました。
一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
との注意書きがあるので「制限なし」とはいえません。
実際に私が試してみたところ動画視聴を中心に3日300GBほど利用しましたが制限にかかることはありませんでした。 ですからよほど無茶な使い方をしない限りは速度制限にかかることはなさそうです。
検証した内容も記事にしているので参考にしてください。 >> 3日で15GBが撤廃!どれくらい利用できるのかを検証してみた
WiMAX2+の3日10GB制限は撤廃されていない
現在WiMAXで契約できるプランはWiMAX+5Gというプランになります。
それ以外に、すでに契約の募集が終了したWiMAX2+というサービスがあります。このサービスは新規募集はすでに終了したものの、まだこちらのサービスを利用している人もいます。
そしてWiMAX2+には3日10GBの制限があります。 3日10GB制限は前日までの3日間に10GB以上利用していた場合には当日の18:00から翌日2:00までのおよそ6時間ほど速度制限がかかりダウンロード速度がおよそ1Mbpsに制限されます。
WiMAX2+自体のサービスは現在も継続しており、もちろんWiMAX2+を利用しているユーザーも多くいるので、いまだに3日制限にかかる人もいます。
WiMAX+5Gは3日制限が撤廃されていますから誤解しないように注意しましょう。 一応、現在の制限の状況もまとめておきます。
サービス名 | 2022年1月まで | 2022年2月以降 |
---|---|---|
WiMAX+5G | 3日15GB制限 | 3日制限無し |
WiMAX2+ | 3日10GB制限 | 3日10GB制限 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiのプラスエリアモードは月間制限がある
WiMAX+5Gのサービスでは2つの通信モードがあります。
スタンダードモード プラスエリアモード この2つの通信モードの違いは利用できる周波数帯の違いです。プラスエリアモードはスタンダードモード+auのプラチナバンドと言われるBAND18の周波数帯が利用できるようになる。
プラチナバンドはより遠くまで届く電波で、スタンダードモードで電波が届かないような場所でも電波が届くようになるため、プラスエリアモードはスタンダードモードと比べるとエリアが広くなる。
プラスエリアモードは利用した月に普段の通信量にプラスしてプラスエリアモード利用料として1100円を支払う必要があります。
プラスエリアモードの説明が長くなりましたが、このプラスエリアモードを利用している間の通信量が当月の利用分で15GBを超えると当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsにまで制限されます。ちなみに128kbpsはSNSもまともにできない速度なのでかなり厳しい制限です。
プラスエリアモードが制限にかかってしまっても、スタンダードモードに戻せば、スタンダードモードは制限がないので通常速度で利用できます。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiもこの制限はあるのでプラスエリアモードを利用する時は通信量に気をつけるようにしましょう。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの通信速度制限まとめ
プラスエリアモード利用時の月間15GB制限以外には実質的に制限なしで利用できます。
スタンダードモード利用なら1日中、4K動画を視聴し続けても制限にかかることはありませんでしたし、パソコンのOSアップデートや、アプリのダウンロードをしても制限にかかることはなかったです。
ということでGalaxy 5G Mobile Wi-Fiに関してはプラスエリアモード利用時のみ月間制限に気をつけて利用するといいでしょう。
【2023年最新版】 WiMAXプロバイダ 4つの選び方
2022年にWiMAXの料金プランは大きく変化しました。2月には「3日15GB制限」が撤廃され、7月の「電気通信事業法の改正」の影響で契約期間を設けないプロバイダが増えました。
これまでのWiMAXのプロバイダ選定は、契約期間中の料金がいくらになるのかを計算して料金の安いプロバイダを選ぶだけでした。
それが料金プランの改定によりプロバイダの選定にもバリエーションが増えました。
そこでまずは契約するプロバイダによって何が違うのか?を知っておきましょう。次にWiMAXプロバイダの選び方について説明します。
WiMAXのプロバイダはUQ WiMAXの設備を利用している
WiMAX+5Gのプロバイダは原則としてUQコミュニケーションズで用意している通信設備を利用します。インターネット接続までUQコミュニケーションズで行っているので、プロバイダ側で通信設備の手配や運用は行いません。
ではプロバイダは何をしているかというと
- WiMAXの契約窓口
- ユーザーサポート(障害やお問い合わせの対応)
この2つになります。
WiMAX+5Gプロバイダの違い
同じ設備を利用しているので「通信速度」「通信エリア」「通信制限」「利用機種」などインターネット回線に接続する部分はどのプロバイダと契約しても変わりません。
では何が違うのかというと、この4点になります。
- 料金(通信料金や機種代金)
- 契約期間・違約金
- ユーザーサポート体制
- 機種補償サービス
この違いをもとにプロバイダーを選びます。ですからいまからWiMAXを契約するなら以下の3つの選び方ができます。
- 安いプロバイダを選ぶ
- リスクの少ないプロバイダを選ぶ
- 口座振替契約できるプロバイダを選ぶ
それぞれの選び方について解説します。
安いプロバイダから選ぶ
安いプロバイダから選ぶのはWiMAXプロバイダ選びの王道です。
さきほども説明した通り、WiMAXのプロバイダが利用する通信設備はすべて一緒です。そのため通信速度や通信エリアなどはどのプロバイダで契約しても同じになります。
安いプロバイダを選ぶときに重要なのが、「契約期間中にかかる初期費用や月額料金。キャッシュバックや月額割引などの特典」をすべて合算して契約期間中の料金を計算することです。
2023年2月のWiMAXプロバイダ料金比較
では今月のプロバイダの料金比較をしていきます。
いまだに契約期間を3年で計算しているWEBサイトもありますが、もう3年契約のプロバイダは1社を除いてありません。ですから契約期間は2年間で計算します。
機種は初めてWiMAXを契約する人にも使いやすい「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」で計算しています。
表の見方を説明します。
2年合計金額は「初期費用」「月額料金(初月から24ヵ月目まで)」「機種代金」を足しています。そこから「キャッシュバック」などの特典費用を引いた合計費用になります。
実質月額は2年合計金額を25で割った平均金額になります。
プロバイダ | 実質月額 | 月額料金 | 2年合計金額 | キャッシュバック |
---|---|---|---|---|
3,590円 | 初月~ 2ヵ月目 1,474円 3ヵ月目~35ヵ月目 3,784円 36ヵ月目~ 4,444円 | 89,750円 | 23,000円 | |
3,741円 | 初月 0円 1ヵ月目 1,166円 2ヵ月目~24ヵ月目 3,355円 25ヵ月目~ 4,928円 | 93,543円 | 10,000円 | |
4,150円 | 初月 0円 1ヵ月目~24ヵ月目 3,278円 25ヵ月目~ 4,928円 | 103,752円 | 0円 | |
4,181円 | 初月 1,397円 1ヵ月目~ 3,883円 | 104,544円 | 0円 | |
BIC | 4,400円 | 初月~ 24ヵ月目 4,268円 25ヵ月目~ 4,950円 | 110,000円 | 0円 |
ヨドバシ | 4,400円 | 初月~ 24ヵ月目 4,268円 25ヵ月目~ 4,950円 | 110,000円 | 0円 |
4,422円 | 0ヵ月目~ 4,290円 | 110,550円 | 0円 | |
4,601円 | 初月 1,474円 1ヵ月目~35ヵ月目 4,103円 36ヵ月目~ 4,532円 | 115,026円 | 10,000円 | |
4,637円 | 初月~ 24ヵ月目 4,268円 25ヵ月目~ 4,950円 | 115,940円 | 0円 | |
4,657円 | 初月 1,408円 1ヵ月目~ 4,378円 | 116,435円 | 0円 | |
エディオン | 5,271円 | 初月~ 24ヵ月目 4,268円 25ヵ月目~ 4,950円 | 131,780円 | 0円 |
KT | 5,271円 | 初月~ 25ヵ月目 4,268円 26ヵ月目~ 4,950円 | 131,780円 | 0円 |
Yamada | 5,271円 | 初月~ 24ヵ月目 4,268円 25ヵ月目~ 4,950円 | 131,780円 | 0円 |
So-net | 5,953円 | 0ヵ月目~ 4,950円 | 148,830円 | 0円 |
こうして一覧にすると一目飄然です。
今月のキャンペーンで安くWiMAX+5Gを契約するなら「GMOとくと くBB WiMAX」なのがわかります。それ以外のプロバイダは明らかに高くなります。
- とにかく安く契約するなら -
リスクの少ないプロバイダを選ぶ
つい最近までWiMAXは3年契約でしか契約ができませんでした。契約期間の途中で解約をすると高額な違約金を支払わないといけません。
ただ確実にWiMAXの契約を継続することができるでしょうか?
- 在宅勤務で必要になったから契約したが、在宅が無くなって必要なくなった
- 集合住宅で光回線が引けなかったからWiMAXを契約したが光回線が引けるようになった
- おもったよりも通信速度が出なかった
- ゲームでも使えるかと思ったが、反応速度が遅かったので光回線に変更したい
- 持ち運びが面倒になった...などなど
契約した当初はしばらくつかうつもりでも、実際に使ってみたら「解約したい」理由がでてくるかもしれません。
これまでのWiMAXは「20,000円を超える高額な違約金を払って解約する」もしくは「契約期間終了まで我慢して使う」この2つの選択肢しかありませんでした。
しかし2022年7月の電気通信事業法の改正で最初から「いつ解約してもリスクの少ない契約」を選べるようになりました。
リスクの少ない契約の条件
リスクの少ない契約の条件は3つあります。
- 機種代金が0円もしくは非常に安い
- 解約違約金無し
- 解約手続きが簡単
機種代金が非常に安い
WiMAXの機種代金は20,000円を少し超える金額になっています。
この機種代金を分割で支払うことになります。分割支払が完了しないタイミングで解約をすると、残った端末代金を一括で支払わないといけません。
説明だけだと分かりづらいので、今月最も安く契約できるプロバイダのGMOとくとくBB WiMAXで確認してみます。
GMOとくとくBB WiMAXの契約を半年で解約する場合の費用
半年間の利用でかかる費用を考えてみます。
- 契約事務手数料
- 月額料金(6ヶ月間)
- 機種代金
- キャッシュバック
プロバイダ | GMOとくとくBB WiMAX |
---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金(6ヵ月間) | 15,774円 |
機種代金 | 21,780円 |
キャッシュバック | 0円 |
合計金額 | 40,854円 |
GMOとくとくBBのキャッシュバックは1年後にしか受け取ることができません。そのためかなり高額な料金を支払うことになります。
いっぽう、機種代金が安く購入できるUQ WiMAXならどうなるでしょうか。
プロバイダ | UQ WiMAX |
---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金(6ヵ月間) | 25,608円 |
機種代金 | 5,940円 |
キャッシュバック | 0円 |
合計金額 | 34,848円 |
なんと、短期契約ならUQコミュニケーションズのほうが安くなります。
実は機種代金が定価のプロバイダは1年から2年は利用しないと料金が安くならないように設定されています。
ですから短期解約の可能性があるなら、機種代金が無料もしくは非常に安い設定のプロバイダを選びましょう。
解約違約金が無いプロバイダを選ぶ
機種代金が無料だったとしても、解約違約金がかかっては意味がありません。解約違約金がかからないプロバイダを選びます。
解約手続きが簡単なプロバイダを選ぶ
不要になったから即解約したい、にもかか わらず解約手続きがよくわからない。もしくはすぐに解約できないプロバイダも少なくありません。
面倒な解約手続きだとどうしても「解約が先延ばし」されがちです。これも余計な費用を払うことになるので避けたいところ。
リスクの少ないプロバイダまとめ
実はこの3つの条件
- 機種代金が安い
- 解約違約金無し
- 解約手続きが簡単
これを満たしているのは「WiMAXを提供しているUQコミュニケーションズが運営するUQ WiMAX」だけしかありません。
他のプロバイダは機種代金がほぼ定価となります。
もしこれから初めてWiMAXを契約する。でもいつまで使うかは分からない。そんな人はUQ WiMAXから始めてみることをオススメします。
- 短期解約時でも安く利用できるプロバイダ -
口座振替で契約できるプロバイダ
クレジットカードで契約せずに口座振替で契約したい人も多くいるでしょう。そこで口座振替で契約できるWiMAXプロバイダを集めてみました。
ただ口座振替で契約できるプロバイダは実は3社しかありません。
- UQ WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
- Broad WiMAX
この3社の中から選ぶことになります。比較ポイント3つです。
- 料金
- 契約から利用開始までの期間
口座振替契約の場合には通常の料金に加えて「口座振替手数料」が請求されます。ですからクレジットカードで契約するよりも料金が高くなります。
また端末代金は代引きで一括支払いになります。クレジットカード払いとくらべて初期負担が増えます。クレジットカード払いとの違いを一覧にしてみました。
プロバイダ | UQ WiMAX | BIGLOBE WiMAX | Broad WiMAX |
---|---|---|---|
口座振替手数料 | 0円 | 220円 | 220円 |
初期費用 | 0円 | 0円 | 20,743円 |
代引手数料 | 440円 | 440円 | 440円 |
オンライン口座登録 | あり | なし | あり |
Broad WiMAXとBIGLOBE WiMAXは口座振替手数料が毎月かかります。また、Broad WiMAXは口座振替契約の場合には「初期費用20,743円」がかかります。これは完全にBroad WiMAX独自の料金設定で他のプロバイダではかかりません。
これらの料金を追加してこの3社の2年利用時のトータル金額を比較してみましょう。
プロバイダ | UQ WiMAX | BIGLOBE WiMAX | Broad WiMAX |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 20,743円 |
事務手数料 | 3300円 | 3300円 | 3300円 |
機種代金 | 5,940円 | 21,912円 | 21,780円 |
代引手数料 | 440円 | 440円 | 440円 |
月額料金(2年) | 106,700円 | 83,831円 | 100,089円 |
合計金額 | 116,380円 | 109,483円 | 146,352円 |
オンライン口座登録 | あり | なし | あり |
Broad WiMAXは初期費用が高額なために全体の料金も高すぎます。よって候補から外します。残りはUQとBIGLOBEです。BIGLOBE WiMAXは口座振替の登録が紙面での提出となるため最長で2週間ほどかかります。これが許容できるならBIGLOBEのほうが安いのでお得です。
ただし、BIGLOBE WiMAXは機種代金が定価です。つまり短期で解約した場合には料金が高くなります。以下の表は契約した付きを含めて11ヵ月利用したときの料金です。
プロバイダ | BIGLOBE WiMAX |
---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金(11ヵ月間) | 31,361円 |
機種代金 | 21,912円 |
キャッシュバック | 10,000円 |
合計金額 | 56,573円 |
プロバイダ | UQ WiMAX |
---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金(11ヵ月間) | 46,948円 |
機種代金 | 5,940円 |
キャッシュバック | 0円 |
合計金額 | 56,188円 |
11ヵ月以内の利用ならUQ WiMAXのほうが安くなります。
いっぽうで初めて利用するから短期解約もありうる。また、申し込んですぐに使いたい人はUQ WiMAXを選ぶのがいいでしょう。
- 11ヵ月以上利用で安く契約したい -
- 初めてWiMAXを契約する、すぐに使いたい -
WiMAXプロバイダの選び方まとめ
WiMAXプロバイダの選びかたのまとめです。
- 最安で契約するなら -
- 予期せぬ短期解約や機種の破損に備える -
- 11ヵ月以上つかうなら -
- 短期解約の可能性もある、すぐに使いたい -